宅建士の登録をするためには、合格後に「登録実務講習」を修了する必要があります。しかし、多くの実施機関があり、どの講座を選べばいいか迷ってしまいますよね。
「できるだけ費用を抑えたいけど、質の悪い講座は嫌だ…」 「結局、どの講座が自分に合っているの?」
この記事では、主要な宅建登録実務講習の費用を徹底比較するとともに、料金だけで選んではいけない理由、そして後悔しない講座選びのポイントを解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの講座が必ず見つかります。
1. 宅建登録実務講習とは?
本題に入る前に、まずは登録実務講習の概要を簡単に理解しておきましょう。
- 目的: 宅建業に関する実務経験がない人を対象に、実務に必要な知識を習得させること。
- 内容:
- 通信講習(約1ヶ月):自宅でテキストを読み、課題を解く。
- スクーリング(2日間):会場で講師による講義を受ける。
- 修了試験(スクーリング最終日):講習の理解度を測る試験。合格すると修了証明書が交付される。
この3つのステップをすべてクリアして初めて、宅建士として登録するための要件を満たします。
2. 主要な宅建登録実務講習の費用を徹底比較
ここからは、主要な実施機関の費用と特徴を比較します。
比較表
実施機関 | 費用(税込) | 特徴 | 料金備考 |
LEC東京リーガルマインド | 20,900円 | 大手予備校ならではの質の高い講義とテキスト。全国各地でスクーリング開催。 | 早期割引やウェブ割引あり。 |
日建学院 | 20,900円 | 建築・不動産系の資格に強く、専門的な内容が充実。 | 早期割引や団体割引あり。 |
総合資格学院 | 20,900円 | 建築士試験で有名。少人数制で丁寧な指導が受けやすい。 | – |
TAC | 19,800円 | 資格の大手予備校。リーズナブルな価格設定で人気。 | – |
住宅新報出版 | 17,600円 | 宅建の専門出版社。テキストの分かりやすさに定評あり。 | – |
全国宅地建物取引業協会連合会 | 17,600円 | 業界団体が実施。講習費用が最も安く、信頼性も高い。 | – |
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*上記の費用は、割引適用前の一般価格です。最新の価格は必ず各公式サイトでご確認ください。
3. 費用だけで選んではいけない!失敗しない講座選びの5つのポイント
費用は重要な判断基準ですが、安さだけで選ぶと後悔することも。以下の5つのポイントも考慮して、総合的に判断しましょう。
ポイント1:スクーリング会場の利便性
スクーリングは2日間、決められた会場で受講する必要があります。自宅や職場から通いやすいか、交通費はどれくらいかかるかを事前に確認しましょう。
ポイント2:スクーリングの日程
人気の日程はすぐに埋まってしまうため、合格発表後すぐに申し込みをするのがおすすめです。自分の仕事や予定と合うか、事前に確認しておきましょう。
ポイント3:教材の質
通信講習で使う教材(テキスト)の質も重要です。図や表が多く、分かりやすいか、実務に役立つ内容が網羅されているかを確認しましょう。
ポイント4:サポート体制
不明点を質問できるサポート窓口や、スクーリングを欠席した場合の振替制度など、万が一の事態に備えたサポート体制が整っているか確認しておきましょう。
ポイント5:修了試験の難易度
ほとんどの講習で、修了試験は簡単な内容です。ただし、不合格になると再試験料がかかったり、再度講習を受け直す必要が出てくることもあります。
4. 目的別!おすすめの宅建登録実務講習
上記を踏まえ、あなたの目的に合わせたおすすめの講座をいくつかご紹介します。
最安値で選びたいなら:全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)
とにかく費用を抑えたい方におすすめです。業界団体が実施しているため、内容も信頼できます。
信頼性・安心感で選びたいなら:大手予備校(LEC, TAC, 日建学院)
費用はやや高めですが、長年の実績と質の高いカリキュラムが強みです。修了試験に不安がある方や、しっかり学びたい方には安心です。
テキストの分かりやすさで選びたいなら:住宅新報出版
宅建専門の出版社だけあり、テキストの分かりやすさはピカイチです。初めて実務に触れる方でも、スムーズに学習を進めることができます。
まとめ:自分に合った講座を選んで、宅建士登録へ
宅建登録実務講習の費用は、実施機関によって大きな差はありませんが、サービス内容やサポート体制はそれぞれ異なります。
この記事で解説した比較ポイントを参考に、費用だけでなく、スクーリング会場や日程、教材の質、サポート体制などを総合的に判断して、あなたに最適な講座を選んでください。
無事に講習を修了し、晴れて宅建士として活躍されることを願っています。
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